就活で悩んでいるときに改めて自己分析してみたはなし ~憧れを仕事に繋げる?~

【憧れと仕事の関係】

 

入江 ずっと持っている憧れの職業に入ったら、それは続くと思う?

―—少なくとも、入った瞬間は幸せだよね。

入江 確かに。

 

―—そこからはまた別問題だよね。もしかしたらその衝動的な憧れで入ってみたやつが天職かもしれないし、いざ働きだしたらまた別の衝動的な憧れがあるかもしれないし。

入江 常に一つの事を突き詰めるって言うのは、私は向いてないと思う。

―—なるほど。

入江 飽きるじゃん。私、すぐに(笑)

 

―—まあ多いかなあ…。

入江 飽きて、また目新しいものがあったらそれに飛びつきたいんだよね。黒歴史だ。

―—いいと思うんだけどなあ。

え、でもそれ仕事じゃ無理でしょ。自分だけで動くわけじゃないからさ、仕事は。

―—それはもちろんそうだよね。

 

入江 私働くこと向いてないのかな。あああああああ辛い。

―—衝動的な憧れは別にあって良くて、でもそれを漠然とした状態のままで突っ込んでいっちゃうと、ダメなんじゃないかな。

 

入江 友達も言ってた~。憧れという条件の必要十分条件は何かを考えて、憧れ持てるところに出して運よく拾ってもらったところに入るのが良いのではって(笑)

 

そもそも、仕事に憧れが必要なのか~とか。憧れの仕事に就いたけど、実は裏はクソだったらそれは嫌なのかとか。その答えとしては、「憧れは必要」。そして、「憧れと、クソな仕事とのバランス」でさ。バランスがどうかなんて入ってみなきゃわかんないじゃん。

 

で、まあそれは事前にはわかんないから、憧れという条件という必要十分条件は何かを考えるのが大事なんだよね。

 

憧れの必要十分条件を考える…。

ところで必要十分条件って何だっけ?

 

―—AならばBが成り立って、BならばAが成り立つって感じ。

入江 どっちも成り立っているって事?

―—例えば、翔子の中にある事柄があって、そういうのが満たされていたらそれは憧れである、と翔子の中で。それが必要条件かな。たぶん。

 

逆に、翔子があこがれているものは、つまりどういうことかって事だよ。逆もしかり。翔子があこがれているものって?

入江 富名声(笑) 名誉は要らん。ん~…あとやっぱ富もいらん、美味しいもの食べれたらいいや。

 

―—そこで大事なのは、憧れを憧れのままにしてちゃダメなんだよ。

入江 名言ですね(笑)

―—憧れを憧れのままにして、そのままつっ走っちゃって、で、憧れを語るだけではだめなんだよ。人事の人目線で見なきゃ。熱意は伝わってくるかもしれないけど、ただそれをうちの会社でとなった時に、やっぱり現実味を帯びた、その人が働いている姿が見えてきたら、やっぱ取りたいなって思うよね。そう思わせるためにはやっぱり自分が働いている所を自分が想像できないとね。

入江 確かに~。

 

―—いざ自分が働いてみて、本当に描いていた通りに行くかは別として、少なくとも働く前に、自分はその会社でこういう憧れがあって、そのために何がしたいかっていうのを明確化しなきゃね。憧れと、具体性が大切なんだよ。

入江 具体性ね~。

 

―—だから憧れは大事な切り口で、その憧れを詰めていけたらいいんじゃないかな。

入江 切り口なのは分かるんだけど、具体的にそれを詰めていく過程が分からないんだよ~。

 

―—入江さんの憧れは何でしょう?

入江 それは抽象?具体?

―—抽象。衝動的な憧れでいいよ。もし今思いつくものがあるんだったら。世界平和でもいいし笑

入江 妬みは憧れの裏返しだから。妬みはいっぱいあるよ。Facebookとか妬みの温床じゃん。

 

 

 

【妬みは憧れの裏返し?】

 

―—妬みか~。つまり、今言ってるのは、妬みの裏返しが…

入江 憧れっていうことだよ。

―—そうかなあ…。

入江 例えば、誰かとか、何かを妬んだことはありますか?

 

―—妬んだことかあ…。近いようなことはあると思うんだけど。妬むって具体的にどういうことなんだろう。

入江 なんか、「羨ましい」にブラックな感情が入ってる感じ。

 

―—(ネット辞書で調べる)あ、そんな感じだね。「他人が自分より優れている状態を羨ましく思うときの憎みの感情」だって。

 

ある譲れないポイントを持つ人が居て、ほかの人がそのポイントに対して、意見を行った時に、その譲れないって思っている人の一定以上のラインを越えてしまったら、熱くなるんだよね。それだけ語れるのは凄いなって思うかな。

 

入江 で、そういうことがあった時に、その妬みは、憧れの裏返しやなって私は思うの。イメージできた?

 

―—イメージはできる。妬んでいるのは、大部分は羨ましいけど、一部は真似したくないっていうものが入っているって事だよね。

入江 真似したくないことか~。

―—全部真似したいって事なら、それは単なる「羨ましい」だけなんじゃないの。

入江 じゃあ、先に挙げてくれた例で言うと、その譲れないポイントを超えたら熱くなるっていうのを、どの点を変えて自分のものにすればいいと思う?

 

―—まず、譲れないポイントがあるっていうこと自体が羨ましくて。でも、相手から何か言われたときに、譲れないから、最終的には自分が正解だっていうことを導くために、論破スタイルになる人がいるのね。そうじゃなくて、相手は相手で、自分は自分だとなって、建設的な議論ができるんだったらそれはいいよね。

入江 それが「憧れのあるべき状態」って事だよね。

 

―—だから、妬みを考えて、その思いついた妬みに対して、自分が見習いたい部分と、見習いたくない部分があって、しかもその見習いたくない部分の裏返しは、自分の見習いたいことだと。つまり妬みは、見習いたいことをいっぱい生み出してくれるって事やな!

 

じゃあ、翔子の妬みってどんなもの?

入江 例えば、「アイドル」かな。くっそ羨ましいって思う。

 

―—それは、アイドル本人に対してって事?アイドルになっている人っていうこと?

なっている人だね。それは、何で妬んでるの?

入江 可愛いから。

―—羨ましいとはまた違うの?

入江 羨ましいかなあ…違うと思う。

 

―—それは、翔子の頭のなかでは、「アイドルは可愛い。可愛い人がなれるもの。でも自分はアイドルになれない。」って言う考えがあると。で、妬むと。その場合だと、なりたい状態は…つまりそれは、翔子は可愛くなりたいって事なんじゃないの?

入江 確かに…。

 

―—要するに、妬みは少なくとも一つは、自分のなりたいものを表していて、つまり「羨ましいポイント」だと。それと、マイナスポイントも合わせてある。そのマイナスポイントは、相手に対するものなのか、自分に対するものかっていうのにまた分けられるのかな。

自分に対するマイナスポイントは…

入江 その状態に行くための努力を怠っているから、他人に責任転嫁をしているんだと思う。

 

―—なりたいけど、なれん!みたいな。

入江 そういうことで言ったら、Facebookは、ムカつく、妬むのは、やりたいことをやってるひとが羨ましいんだろうね。私の場合は。

―—そのマイナスポイントは、自分がやりたいことがやれていない。

入江 そもそも時点でやりたいことを見つけられていないから、やりたくてもやれないっていうことがあるかな。

 

―—Facebookに投稿している人達は、やりたいことがあって、それをやれていると。でも私にはやりたいことがなくて、やりたくてもできてない。って感じかな。

 

入江 あと、私は、自分と同じような性質を持つ…いや能力値かな。能力値を勝手に判定して、私よりも能力が下と考えている人たちを見下している。なのに、私よりもその人たちは活躍しているっていうのを見ると妬んじゃうね。ムカつくかも。純粋に凄い(と私が判断している)人は、憧れ寄りの妬みなんだよね。私の中で、「私とそんなに変わらへんやん!」って人に対しては、よりブラックな妬みなんだと思う。

 

―—それは単純な妬みなの?

入江 嫌いって言う感情も入っているかもしれないね。

―—それが分かったのは大きいね。つまり、翔子は、自分がやりたいことを見つけて、それに向かってなにかやりたい、と。そのやりたいことが分からない、と。

入江 そうだね。じゃあ、やりたいことが分からない時って、大多数の人って、何を基準に企業を選んだりしているんだろう。

 

 

 

【やりたいことが見つかってない時、人は何を基準に企業を選ぶの?】

 

―—それを一生かけてやりたいかって言うと、分かんないけど、どうせ働くんだったら、自分がこれまで生きてきた人生の中で関連のある仕事に進もうかなって感じかな~。

入江 だったら、やっぱり旅行かなあ。旅行会社かなって思ってたりする。

 

―—確かに、翔子は旅が好きだ。

入江 楽しい旅が好き。あと、文章を書くことかな。ほっといて、強制しなくても、勝手にやっているのはこの2つかもね。…文章書くの好きなんかな…?

 

―—好きだと思うよ。小説書いてたり笑(幼稚園か、小学生の時、「愛と夢の物語」というタイトルで小説を書いていたらしいw)

入江 黒歴史黒歴史!(笑)

―—いや、あれは大事なことだと思ってるよ(笑) あれは言っちゃえば、子供の頃の将来の夢みたいなものでしょ。子供のころからそう思っていて、今も文章が好きなんだったら、それはすきって事なんじゃないんかな。

 

入江 小さい頃からこういうの作ってましたって言ったら売りになるかな?笑

―—例えば、小学校の時に、そういう夢があって、小学校のときはそういうことをやっていたと。で、大人になってからも、こういう文章を書くことが好きで、旅行の時には、パンフレットとかも、作ったりしていますと。その上で、じゃあ、もっと現実的な今は、こういうことをしたいって言えたら、インパクトもあるし、現実味もあって素晴らしんじゃないかな。

 

入江 てか、ガイドブックとかあるじゃん。ガイドブックとか作ってる出版社とか行きたいね。

―—完璧じゃん。

入江 完璧でしょ?いいじゃん。

 

―—ちゃんとわかってないんだけどさ、出版社の人たちって文章を書く人達なの?

入江 なんでもござれだと思う。レイアウトとかも考えるし、企画とかも考えるし…みたいな。

―—その中で、一番翔子が興味あるものってある?

入江 実際に現地とか旅に行って、それを記事にして書くっていうのは楽しそう。

それをいうと、広告会社とかも楽しそうって思う。じゃあ、明日は本屋さん行って、旅行ブックを出している出版社を片っ端から調べていくわ。あとは、旅行会社かなあ。

 

―—あと、それと並行して、他に好きなことないかなって考えていくのも大切だと思うよ。

入江 この業界だけが私の全てじゃないぜって事だね。

―—そうだね。

だから、今の私の「金融しかないぜ!」っていうことになりかねないってことやな。(気をつけよう…。)